Saturday, December 27, 2008

映画





今更ながらPCDの「I hate this part」をおとして聞いている。
すごく今の僕にはしっくりきているのだ。

昨日、直介が日記にこんな文章を残していた。
「でも微妙な印象が重なったその日は、映画的に見れば、許せるというか結構素晴らしく思えたりとか。」
日々、生きていく中で僕もよくこういった「感じ」を感じている。


今までいろんな映画を見てきた。
見えた部分もあれば、もう見えなくなった部分もある。

でも、痛いものも、愛くるしいものも、音を感じない映画も、どこか僕に訴えかけるシーンが、僕の人生にも少し彩りを加えてくれたり。

そんなことが、映画との出逢いを求め、また映画館に足を運んでしまうんだろう。
僕はただの映画ファンなんだ。

自分の毎日に感じる些細な瞬間が、僕にひらりと、どこかで見た映画で感じた瞬間を蘇らせるような、そんな時、僕は映画の1シーンにいれている気分になって嬉しくなる。

そんな瞬間を探して生きているのかもしれないなと思う時もある。

「映画を見る」ということと「旅をする」ということはどこか似てる気がする。
僕は旅先で見たいのは、観光名所でもなんでもなくて、いつかの映画の1シーンで触れた「感じ」なんだ。
僕が「LOST IN TRANSLATION」が好きな理由は、そんな空気に自分の身近な場所がそうなれていたからなのかなと、最近は考える。

「Y tu mama tambien」をDVDで見終えた感じとか今でも覚えて探しているんだ。

「映画的に見る」ということが、ひとつの事実をひとつの結論へとは繋げず、見る人の心に託すように、答えをそっと潜め、次のシーンへの展開に繋げる。

そう生きていくことが、その日は辛いけど、旅をし続けさせてくれるんじゃないかな。

深夜の乱文失礼しました。最近ふらふら感じ考えていることを文字にしてみました。

Thursday, December 25, 2008

迷子

少し、自信をなくして、迷子になってました笑。ただいま。

とりあえずテンションをあげようかなと思いまして、見てきました。
「ハイスクールミュージカル3」
なんだか少し前にやってたくりぃむしちゅーの深夜のコーナー「ベタの世界」を思い出した。
そう。もうベタすぎて笑えてしまうのだ。
唄に入るタイミング、画面の構成、ザックエフロンの首の上げる角度まで、全てにおいて、解答通りのとこにシッカリとはめていく。
僕はこれが本当にすごいことだなって思うんだ。
少しでも違和感があると、わらえない。(笑う目的のものじゃないけどね)
そこをちゃんと達成出来てる映画だから、大人も足を運ぶんじゃないかな。

そして、今日は「ポーラーエクスプレス」を見てきました。
これは4年前のクリスマス映画なんですが、3Dでやっててイヴの今日は満席でしたよ。
というか、日本にいた頃、この映画のことをあまり知らなかったんですよ。
やっぱりそこはクリスマス文化の違いなんですかね。
クリスマス映画っていろいろありますが、この映画が一番王道でシンプルなんじゃないかなって思いました。すごく良かったです。
最後には泣いていたのですが、涙をしっかり拭いて、席を立って、階段を下りていたら、後ろにいた女の子が、「Thank you,Mummy.」
思わずまた泣き出してしまいそうだったので、足早に帰りました。
なんだかいいですね。もうお母さんも、その女の子も、映画を作った人も、僕もハッピーです。
というか、そんなコミュニケーションがどこかで生まれてるってことが映画製作者側には何にも代え難い幸福ですね。
そんな作品を生みだせれるように、なりたいものです。
頑張ります。。



少し飯島愛さんのことを。
僕はいつもハニカムブログ(様々なジャンルの人達が100日限定でブログリレーをするブログ)をチェックしていて、前回までその中に飯島愛さんもいた。
最初は特に読む気もなかったのだが、とあるきっかけで読んでみると予想外に面白かったので毎回チェックしていた。
彼女は自分のことをいつもミーハーだからと言い訳をして書き出すのだが、その書く内容に出てくる音楽の情報量は非常に富んでいて、あぁこの人は本当に音楽が好きなんだなと勝手に思って、そんなスタンスに魅力も感じていたのだ。
ある日、krevaについて書いていた。「くればいいのに」を生で聞いてみたいという内容だった。
それにkrevaもブログで、応じていた。
なんだか、こんなやり取りがやけに印象に残っていて、ニュースを目にした時は、自殺でも病死でもいいけど、生で聞いてから逝ってほしかったなと思った。

なんだか今も信じられずにいるんだ。筑紫さんと同じく。

Sunday, December 21, 2008

道路


なんだかふらふらしてると年が越えてしまいそうだな。
そんなことを思いながらも、とくにやり忘れたことも見あたらない、日々を一歩ずつ。
すぐそこの未来は定かであって、でも何も確信が持てない。
一週間先、自分が何をしてるのか?
予定は入っているけど、何を考えているかはわからないな。
ただ最近なんとなく感じてるのが世界に憧れるって感覚がなくなってるなと。
それはいい意味で。
多分日本で生きていると、外が見えずらくなっちゃって、世界に「憧れる」ってなっちゃう。
もっとフラットだよ。
それはただの意識の問題なんだよね。
世界に向けることが、あまりにも「すごすぎる」ことって捉えられるから、
じゃあ俺なんかまだまだなんだ、やめとこ。って、無駄にチャンスを逃してたり。
だからこそ、言葉で相手に近づこうとすることはとても大切だと痛感する。
まぁいい。
そう。そんな日本人の持つ意識のままで、世界の格差社会の何を感じ取れるんだ?と思うよ。
今日は。
最近は自分の歩き方とか目線の持って行き方とかを、少し気をつけてみることにした。
これが実践してみた瞬間の自分のモチベーションの変化にビックリする。
マイナス的なものがすっといなくなる感じだ。
これはいいと、少し気にする頻度を増やしていきたいなと思う。
で、こんな小さなことで見る世界が変わってくる。ってことは?と考えたり。
いい空気を放出していくぞー。
LEO今井の来年の新譜「Shynchronize」のビデオが視聴出来るようになったと情報を入手したので、覗いてみると、その前に7月に「TAXI」って曲を出してました。知らなかったー。
メトロの次はタクシーかよ。じゃバスは…??
でもタクシーのビデオはカナリ好きです。

Saturday, December 20, 2008

金曜

今日は「MUTATE BRITAIN」というロンドンのストリートアーティストの作品を集めたエキシビジョンを見てきました。
なんだか建物の中全て、至るところが(空間までも)キャンバスになってて、少しでも開いてる隙間があれば、俺が描くとアートへの貪欲さが伝わる刺激的な展示でした。
ハードロックなものから馬鹿なものまで。
いやハードロックと馬鹿しかないです。


ロボットがポールダンス。

結構骨+ナニカってのが多かったかも。これ可愛い。
猿です。made from 鉄です。
バニーボーイ。

階段。
階段。
階段。
インタラクティブな作品。
これと
これと
これがドツボでした。

後から写真を見ると、わりかし枠にはまったものが多いです。
というか枠からはみ出しているのは、ちょっと我が強くて引いちゃう作品が多かったので。
あと、なぜか中に迷路がありまして、真っ暗な中を一人で歩くのは本当に怖かった。




Wednesday, December 17, 2008

距離



昨日、パソコンをいろいろいじっていたら、ようやくbloggerとmixiの連携のさせ方を見つけました。
これからはこっちが更新されると、mixi画面の方でも更新と出てくれるみたい。
これはこのブログを始める時に一生懸命いろんな設定をしてみたのだけど出来なかったのです。
と言いつつも、なんだかこの距離感になれてしまっていたので、逆に緊張感です汗。
少なからずこのブログを覗いてくれる人もちらほらいてくれてるみたいなので、気にせず無理せず書いていこうかと。よろしくお願いします。
ついでに少し青くしてみました。

で、本題。
昨日ついに「WALL-E」見ました!!!!良かった☆
いやー堪んないですね。PIXER。
でもエンドロールの曲を聴いてたら、これは劇場で見たかったなと思いました。
映画館に響く爽やかな心地いい音楽だったので。
ちなみにDVD特典で「BURN-E」というスピンオフのショートフィルムが見れるのですが、これがめちゃくちゃおもしろいです。
片桐仁並みの哀愁のある笑いを感じました。


N.E.R.Dの「sooner or later」のビデオがいつの間にか出来ていました。
彼らの中でもカナリ好きな曲。ビデオ、カッチョいいです。
もう少し丁寧だったらとも思いますが、こういう発想が出来るのがいいですね。

Tuesday, December 16, 2008

写真


「ヨーダがしがみついて離れないんだけど学校にいれていいかな?バック」

今朝、信号待ちの間に勇気を振り絞って、パシャリ。
なんだか写真を取る習慣がなくなってます。哀しいかな。
先日姉にロンドンのクリスマスの様子を送ってくれとの要望に応えようと、イルミネーションの前でポケットを探るとカメラがない。
先日スターバックスのスタッフのパーティがクラブの2階を貸し切ってやっていて、2階から見る1階で踊り飲みあけてる人達が可愛かったので、カメラを向けると、電池切れ。
ようやく準備を整え、街に臨んだら、ヨーダに出逢いました。
ちなみにお昼にはこの羊のショーン版を背負ってる人も見つけたのですが、トイレを我慢していてそんな余裕はなかったです汗。

梯子


このクリスマスツリーは素敵すぎるだろー。
何故だー。何故なんだー。
どうしようかなクリスマスツリー。

Monday, December 15, 2008

完治

ついに風邪が治りました。
長かった。キツかった。


Saturday, December 13, 2008

素敵



これ、素敵です。

なにはともあれ、こんなものをベッドの上で体感出来る時代は本当にすごいと思う。
3年前のStanford大学の卒業式でのスピーチだそうで。
彼の座右の銘は味わい深いなぁ。
大分勇気づけられました。

Friday, December 12, 2008

給料


ようやく給料が入ったので、街へ繰り出しました。

kanyeとcommonの新譜をついに購入しました。

カニエは賛否両論で、全体的には暗いと聞いてましたが、
本当に暗いです。でもだからこそ彼のセンスが光ってる作品になってますね。
大分好きです。すごくバランスも取れてて。こういう作品を出せちゃうってとこが好きです。

そしてなによりもCDを開けてからの中身の仕様がすごく素敵でびっくりしました。
そして泣きそうになりました。
まぁそんな意味合いも含めたアルバムですからね。
やはりこういう楽しみ方はCDに限りますね。大切です。

commonはプロデュースがカニエからファレルに変わってすごいことになってますね。
時々ガチでHIPHOPです。でも彼らしさもあり、「Make My Day」辺りはカナリ好みです。

本当は髪を切って、靴を買おうと思っていましたが、間に合いませんでした。

日々、たくさんのコーヒーを作っておりますが、今日初めてロンドンのスタバのホイップクリームを食べました。
おいしい!!
多分、日本のよりおいしいんじゃないかな?
いや僕が飢えてるだけかもしれましんが。

以上。

Thursday, December 11, 2008

童貞


僕のことをそれなりに知っている人は、これを読んで微笑む気がする。

それは、高校生が童貞を卒業したくてしょうがないという衝動に駆られるように、僕はどうにかして今を楽しみたいと心の奥強く思えている気がする。

これはいい前兆だったらいいな。

本当に吸い込みたい空気を今頭の中でしっかりと想像出来ている気がするんだ。

Wednesday, December 10, 2008

真似


風邪が直りません。鼻水止まりません。徳永です。
板尾創路みたく鼻うがいをするべきかな。絶対痛そうだな。

ロンドンに来たばかり頃に書いた自分のやりたい姿を纏めたものを恐る恐る覗いてみました。
最後の行には「いつでも余裕を持っていたい」

んー。最後に余裕を持ったのいつだっけな。

その姿と今の自分が食い違うものでもいいとは思うけど、やっぱり今の自分のままでありたくない所はいくつかある。

人のいいとこを見つけたら、どんどん取り入れて真似していかなきゃな。
パワフルかつスピーディーに物事を考え話せる人になりたい。
そしてシンプルにハッピーにポジティブにだ。

最初このブログを初めた時もあの人のスタンスを見習おうと新たに始めたけど、今は大分自分ペースだなとも思います。

2009年はいい空気を出せるようになりたい。
今の自分はいい空気はとりあえず出てないな。
いい空気を作り出す前に、僕自身を新しい活力で漲らせたい。
それが作るものにも、繋がるんじゃないかなと思う。
枝先だけじゃなくて、根っこから。
透明な目で世界を見て、自分らしい姿勢でアウトプットしていきたいと思う。

よし、あと1ヶ月しっかり準備しよう。
とりあえず風邪を治そう。

Monday, December 8, 2008

国民

風邪?なのかわかりませんが、熱でぼーっとしてる僕です。喉が嫌な感じです。

最近、働いていて「お前はjapaneseなのか!??」としばしば聞かれる。
そうだと答えるとその人の目がもの凄く穏やかになって笑顔になったり、すごくしゃべってみようって気持ちを持ってくれたり。
なんか自分だけ出来たとかという状況にはち会わせると「やっぱりjapaneseは違う」って声が聞こえてきたり。
それも男性が多い気がする。
たまたまなのかもしれないけど。
その度に自分の中の国民性を通して、日本という形を見るんだ。
結構変わった形をしている。
だから良いとこも悪いとこもあって当然だし、ある意味自分は真っ当に日本人だと思う。

日本にいた時よりも随分と日本を好きになれている気がする。
あと日本語の細かいおもしろさとか、ふと考えてみてたりする。



最近とある人ともう1人別の人と話す機会があった。
最初はそんなに興味を持たなかったので、今までも話すことまでに至らなかったのだが、
話してみると、おもしろいおもしろくないは別として幾つかの発見があったように思う。
2人とも、僕が順調だと言ってくれていた。
のだが、そんな感じを一度も感じたことがなければ、自信をもったこともなかったと気づいたり。もっと自分を愛していかねば。



少し前にこんなプレイリストが自分の中で流行っていた。
「マーブル色の日」矢井田瞳
「さよならリグレット」くるり
「深呼吸の必要」MyLittleLover
まぁ、これを聞いてた後は頭を英会話に変えるのに困惑してしまうのですが。
あまり洋楽でこういう音って見つけられない。
というか日本の匂いがしてくる音楽だなーと思う。
それを居心地が良いと思うのは故郷がある日本人だけなんですかね?


「ホームアローン」に号泣してしまいました。


クリスマスは「wall-e」のDVDを見たいですね。


とりあえずこの高熱を乗り越えたいことです。

Wednesday, November 26, 2008

本番

こんばんわ。こんばんわ。
なんだかあまり眠たくないので日記を書こうと思います。

こちらは先週の土日からかなり冷え込んできて、耳がちぎれる寒さです。
冬本番ですね。

基本的に軽量なもので機能的なものを好み着ているのですが、ロンドンの冬の夜の空気はなんだかお洒落なコートでも買ってみたくもなる感じなのです。
もちろんそんなお金も合わせる服も持ち合わせていないのですし、そんなことはどちらでもいいのですが、その「感じ」にさせてくれる空気を感じれたことが嬉しかったのです。
ここのところ凹んでいたのですが、少し居心地よく感じれました。冬の帰り道ですね。

で、少し思ったのは、結局はこの「居心地よさ」とか「しっくりくる感」とか「ほっこり」という感覚を感じながら歩けることが何よりの幸せだったりするのですよ。
だったら日々の損得を追い求めて息苦しくならなくてもいいのではないかと思いますね。
もちろん、戦って生きていきます。それしか出来ないですから。
でも自分の力でどうにか出来るものではないことが、僕をすっと楽にしてくれます。

僕はやりたいことも、やらなくちゃいけないことも、考えなきゃいけないことも沢山あって、それには到底追いつけないような気もしますが、それを追い求めている限りはここに生かせてくれるだろうとはなんとなく感じます。

他国籍の人と友達になるとこは難しいです。
自分の表現したものが海外で評価を得ることよりも難しいことだと思います。
でも、僕のやりたいことの一つは、みんなでどこかの街に旅をして、それぞれが友達を作って、その友達と一緒になって、その街でPARTYを作ることです。
なぜ自分が「旅」ということに惹き付けられているのかはわかりませんが、「人との出逢い」なんだとは思います。
相手を受け入れることが自分を大きくしてくれるのかも。
だったら、簡単に世界中どこにだって行って、いろんな文化の人に出逢えるこの時代に生きている僕らは、海を渡ることさえ大きな一歩だった昔の人に比べて、さらに大きく成長出来るということかもしれない。
なんて考えてみた。
ただ、友達になることは難しいんだ。
違う文化だと触れたがって、近づけばその些細な違いにいらいらしてしまうんだ。
そこに覚悟を置いて、やっと一歩目が始まるんだろうなと思う。
僕は避けずに、じっと受け止めてみよう。何度も失敗して、失望されながらもやってみよう。




Wednesday, November 19, 2008

接触

ども。なんだかとてつもなく更新頻度が低くなってますね。
というのも、最近はなんだか毎日がすぐに終わってしまうのです。
昨日何していたかを思い出せない時もしばしば。
そうそう。物忘れが酷いです。作品名とか知り合いの名字とか全然出て来ない。
いっぱい頭に違う情報が入っているからだ。と思いたい。
でもなんだか少し忘れてしまっちゃうのは悲しい淋しい。

上がったり下がったり、そんなことも多々抱えてても、でも次の日にはフラット。みたいな。
生きている心地がしないってとこだな。
いいのか、これで。的な少々の不安とともに生きております。

同じフラットに住んでいた日本人の子が帰国して、遂にjapanese一人になってしまいました。
そして、来週からこっちのSTARBUCKSにて働くことになりました。

今日は多分、朝、BeyonceのビデオをJustinがパロッた動画を見たのもあって、やっぱり僕はJustinと一緒に仕事をすることを目標にしっかり進んで行かなきゃ英語勉強しなきゃとかと考えていたのです。
でも昼ご飯食べて元気になったら、いやJustinを目指すんじゃなくて、自分がおもしろいと思うものをしっかり作って、それがJustinの目にまでも届くようなものになるように、自分を洗練していきたい、そして結果、仕事が出来るような環境を自分で作り出せたらと考え直し、やる気をまた少し湧かせていたのでした。

やりたいことリストは尽きないです。苦しくなるけど、なんとも幸せなことなんでしょうね。
普通に生きてたら、何がやりたいことなのか分からなくなる時代だ。


あと最近は、自分自身を理解して表現出来るようになった先、時代の流れを読み取り、自分をコントロールさせて大衆受けさせれるものまで作れるようになることがプロフェッショナルなんではないかなんかと考えております。
ピカソが全く違った趣向の絵画を描き出したように。

いやそんなにピカソについて知らないんですが。

今日はコーエン兄弟の最新作「BURN AFTER READING」を見に行きました。
この映画にはポスターのデザインやら配役やら、映画の位置というものを上手く操作出来ているなと感じていた。「ナニカ」って空気に引き寄せられように。しかも、胡散臭さなんて全くなく、むしろセンスが随所に感じられるのだ。本編はいかにもコーエン兄弟らしい面白さが出ていて、彼ららしさを100%形に出来ていたように感じた。

今日はいろんな人からメールが届いていて嬉しいです。

Saturday, November 8, 2008

発表

なんだか書きたいことが積もりに積もっています。

まずは筑紫さん。なんだかすごく残念です。
NEWS23をいつも見ていた訳じゃないけど、coccoとか林檎とかミスチルとか好きなアーティストとの対談やらを結構チェックしていました。
陳腐な対談にせず、相手をしっかり思っているような、そして現実の問題との絡みなどの切り口を持っていて、なんだか大きな木みたいな人だ。
中高生だった僕の目にはそう映っていたな。

最近は、日本のこと、世界の変化について、世界で表現をすることについて、その根本にある気持ちよさ、国柄による気持ちよさ、文化背景、なんかをふらふら考えています。

書こうと思ったのだけれど、あまりにまとまっていないのでやめました。

SnowPatrolの新譜のジャケットがヤバいのです。中身もほっこり。
スターバックスではクリスマスが始まったのです。


いつもこの言い始めるのが、もじもじしちゃって、好きじゃないんですが。

クリスマスパーティーを開きます。来年。東京と名古屋で。

よろしくお願いします。


「東京トナカイ会議」じゃなくて、Partyです。本業です。
もちろん、予定ですので、もろもろはご了承ください。
でも来年は少し頑張りたいのです。
7月6日にロンドンを旅立ち、
アフリカを縦断して、
10月27日に帰国して、
12月にParty開催です。

どこまで実現出来るかは誰も知らないですが、走り通すことが大切です。
というか生きて帰って来れるのか?

Tuesday, October 28, 2008

快晴

みなさんこんにちわ。
21歳の徳永雄紀です。大人の階段をまた一歩。
いろいろとメッセージなどありがとうございます。
本当にこんなに愛されてていいのかとか、何故こんなに思ってくれてたりするんだとか、
思っちゃってますが、とても嬉しいのです。ありがとうございます。

不安定ながらも、素敵な1日を過ごせました。
と言っても、特に誰といたでもなく一人でいつも通りふらふらとほっつき回ってたのですが。
今日はびっくりするくらいの快晴で、なんだかいろんな周りのものがくっきりはっきり見える、いつもと違った感覚で新たな気持ちで前を見れる。そんな感じがしたのです。

気の持ちようですかね。

新しく公園を見つけました。空が広くて気持ちよかったです。
今までお世話になってた曲を聞き返したりもしました。
無印でソーラー電池を見つけて欲しくなったりしました。
地図屋さんで少し足を軽くしてみました。

なみだじゃなくてえがおをこぼすように、心がけて歩いてみました。


なんとなく、来年の今日を帰国の日にしようかと考えました。
22歳になったら、みんなでごはんを食べよう。


Wednesday, October 22, 2008

写真





気づいたら、10月はまだ2つしか書いてませんでした。
いやぁいろいろと大変な月だったのでね。あとはフラットのルーターが壊れちゃったりして。

で、実は5日程ベルリンに行っておりました。先ほど帰ってきました。

今回旅するにあたって、遂にカメラを買っちゃったので、今回は写真重視で。
さらっと書いてみます。


「そこ」
「秋と子供達」
心地良かったです。
「Best of Berlin Graffiti for me」
ベルリンには本当にグラフィティで溢れかえってました。
ドコモダケ臭いこいつが一番ツボでした。
「あ、こいつ…」
会えないかなーと思っていたら、「I LOVE GERMANY!!! I LOVE GERMANY!!!」と上半身裸になって、テレビカメラに吠えていた直介くん。
ちょっとそっと傍ら見てました。
「新しい出逢い」
恐ろしい程毒舌で、恐ろしい程頭の回転が早く、恐ろしい程優しい2人。
ヒデカズくんとマサシくんと友達になりました。
彼らとしゃべってると、ケバブ屋のトルコ人のおっさんキャラになったり、女子高生キャラになったり、忙しいです。日本語、英語、ドイツ語、何が出てくるかわかりません。
カナリぐっとくる2人。こんな人達を探してました。

また次回ゆっくり書きます。では。

Friday, October 10, 2008

風刺


今日はSAATCHI GALLERYに行ってきました。
ここはICC好きにはオススメだと浜中兄さんが教えてくれたギャラリーなのですが、
2年前に閉館していて、場所を異動して今日からREOPENだったのです。
多分以前持っていた作品は全く持って手放してしまっていて、全く違うギャラリーとしてスタート的な感じかなと思っていたら、やはり集める作品にはそのセンスが光っていました。
なかでもイカしていたのが、上の写真の作品なのですが、こんなおじいさん達が15、6体センサーに反応しながらのろのろ、ぐねぐねと動いてます。その間を奇妙な間を潜りながら歩くのですが、おもしろかったです。時々、センサーが反応出来ずにおじいちゃん同士がぶつかったりします。すると係の女の子が車いすの向きを変えてあげます。なんだかそこだけ妙にリアリティに溢れていて、おもしろかったです。(作品の意図からはずれてるかもですが)
最近は、空間をも感じさせるインスタレーションの現代アートの情報がいろいろと入ってきて、こんどはもう少し足を伸ばしてみようかなとかとも思う今日この頃です。

回復

ども。こんにちわ。
実は先週、強盗に襲われました。向こうも一人だったんですけどね。
5発ほど殴られ、顔はぼっこぼこになって、少し「ファイトクラブ」のノートンに近づけました。
でも警察の人も救急車の人もドクターもレントゲンのおじさんも皆いい人でよかったです。
結構けろっとしてたんですよ。
殴られるのって、その時に痛いのはもちろんだけど、鬱っぽくなってもう生きるの嫌だーって魘されるように過ごす痛みよりかはマシなんじゃないかと。

でも2日後くらいから完全に精神的にやられてることに気づいたんですよね。
というかそれもいつもの躁鬱が極端にひどいなと思っておったら、それは襲われたのが原因だよって言われて気づきました。あれれ。

1日に2、3回はもう全部辞めてしまいたいと泣き出しそうなんだけど、泣けなくて、みたいな状況をなんとか耐えていたんです。

昨日、働きながら、もう帰りたいんだーと虚無感の中漂っていたんです。で、ようやく休憩まで辿り着けて、誰かがお土産にと買ってきたチョコレートクッキーと今日は贅沢をと買ったコーヒーを味わって、5分だけ寝ていたら(あまりいい夢を見なかったんだけど)、仕事に戻ったとたんにすっと楽になって、なんだかいろんなことに対して優しく心で見れるようになってたんだ。その時、トイレの鏡に映った自分の表情があまりにもすっきりしてて、嬉しくて泣きそうになってました。


えー顔も左目の充血と痣がまだ消えないですが、腫れは完全に引いて、回復しておりますので、僕は大丈夫です。精神的にも昨日のそれを機に元気にやってます。

現状報告以上。

Wednesday, October 1, 2008

地図

昨日の予告通り今日は文章を書き上げました。文章はmixiにアップしといたので、よろしければご覧ください。
本当はこっちにアップしたいところなんですが、このブログ、アップする投稿内容でコピペが使えないんです。
なんでこっちにアップしようと思うと書き直さなくちゃいけないんだよね。
なのでmixiやってない方は僕にメールをください。添付します。

甘いのも、厳しいのも感想お待ちしてます。


今日、サンドイッチを買いに行こうと歩いていたら、本屋に通りかかりました。しかし、なんか違うと時間もあることだし、直感で入ってみました。
するとそこは地図屋さんでした。世界中のlonly planetがあって、地球儀がいっぱいあって、世界の写真集がいっぱいあって、地球の形をしたクッションやらボールがあって、旅の話の本が沢山あって、そしてもちろん3階に渡って、世界中の地図が置いてあるんです。
ちなみに床も地図です。もう迷いません。
旅ってことに側して世界とか地球にまつわるものを扱っていて、なにより感動したのが子供向けの地球の生き物や世界の鉄道、飛行機、を説明する飛び出す絵本、飛行機に乗った時に遊ぶ旅する気持ちを引き立たせてくれるカードブック。
えっと、もしお金を沢山持っていて、ロンドンに遊びに来ていたら、僕は紙袋3つ分くらい買い物する自信があるね。ここじゃ。だって迷子やだもん。


あといくつか載せます。
というかどうしてもこれが載せたくって。こんなの素敵すぎる。

上のとちょっと絡めて、大人って楽しい!!って言える大人になりたいという。

最近見つけた中では一番刺激になった。

最近チェックするようになったけど、この最後の「格差」の話がいいと思う。
どちらにしろこの人は「パワフルかつスピーディーに」自分と日本を動かした人であって、いろいろと見習う点があるなと思っている。


Tuesday, September 30, 2008

文章

今日は文章を書いていました。
昨日まで仕事と学校に明け暮れる毎日だったのですが、今日と明日は仕事がないんです。
それからまた働き倒すんですがね。

大体半分くらい書いたと思います。なので明日も書き続けて、なんとか終わらそうかなと思っています。
今までシナリオが全然書けない子だったので、(というか書いている途中に心境の変化により何度も考え直し始めるのです)こんなにすらすら書けているのがまぁ嬉しくもあります。

というか今回は言ってみれば小説みたいな感じで書いているのですが、多分シナリオを書くときも一回自分の思い描いてる情景を小説みたいに文章で書き落としてから、それをシナリオに直した方がブレずにさくっと書ける気がしてるので、次回からはそうしようと思っています。

で、何故文章を書いているかというと、僕はそういったシチェーション的なストーリーのあるアイデアがぽろぽろ時々浮かんでくるんですよ。
で、いつもそれを軸にそこにいろんな要素をくっ付けてPARTYを作ろうとするのです。
ただこれは大変な作業なんです。

アイデアが浮かぶ
モチベーションが上がる
頭に浮かんでる映像を文章に書き落とす
それをもとにシナリオを書く
それをもとに映像の使い方を考える(スクリーンをいくつ使うか、何処に配置するか)
それをもとにどこをダンスで表現し、どこを映像で説明するのが面白いか考える
映像を撮る準備をする(キャスト、スタッフ、ロケーション集め)
映像を撮る
それを引き立てる音を探す
その音に振り付けをつける
振り付けを教える
練習する
会場の準備をする(場所を探したり、交渉したり)
告知の準備をする
自分と周りのモチベーションを高めさせる
お客さんとのインタラクティブな関係を考える
それを盛り込む
ストーリーに側した照明やインスタレーションについて考える
それを作り始める
告知する
当日の役割分担、流れ、スタッフを決める
完成させる
前夜はみんなで盛り上がる(これが楽しい)
当日来てくれた人達に感謝して、いい空気を作る
反省して次に生かす


すいません。自分の頭を整理させるために並べてみました。
というように、吐き気がする程やることが沢山ありすぎることをいつもしようと企ててるんですよね。
これは映画一本撮るより大変なんじゃないかと自分は思って嫌になる時もあります。
でもこれが自分にとって一番「自然」な表現の仕方だなと思うんです。
何故ダンスが好きでいつも踊っちゃうのか、何故ストーリーがふつふつ浮かんで来ちゃう時があるのか、何故この哀愁を含んだ音や景色に懐かしさを覚え、水面に映るネオンの光の側を一人で歩く感じを小さい頃から興奮してるのか、何故自分はこういう性格で、こんな性癖で、全く違う分野のある部分に興味を抱いたりするのか。
それを通しての「徳永雄紀」っていう形があって、それを表現したいもんで、こういった表現の仕方を選ぶんだなと「自然」に感じているのです。
自分に嘘がつけないんですよね。その一部を切り取って、じゃあダンスで生きて行こうとかすると結局は満たされてなくて、そのふがふがした感じが自分を苦しめるんじゃないかと思うのですよ。で自分の「自然」な表現が少し未来の日本をおもしろくする一つの要因になれるような可能性があるんじゃないかと妙な自信があったりするのですよ。だから今はじっと我慢しています。


大分話は反れてしまいましたが(いや人生の本題なんですが)、これだけでっかいことなので晴れ渡る日までの道のりが遠くて遠くて苦しいのです。
で例えばダンスのフリが先に浮かんでそこからストーリーを導きだしたり、照明のアイデアがこういうシーンを作りたいってアイデアに変わったり、そんなことを頭の中でいくつもいくつも重ね合わせて、ひとつひとつにいろんな形のアイデア達を上手く組み合わせていくんです。
でまた、それを形に出来るまでは出来るだけ誰にも話したくない。サプライズ!!をちゃんとあじわせたいという気持ちがあるので、基本的に自分の脳内に溜め込んで行くんです。

すると死んでくものも忘れてくものも変わってくものもあります。

そして今無力な僕がロンドンで一人。

なので、ここはひとつ今あるものを文章としてアウトプットしてみようかなと思ったのです。
多分この文章が映像になったら、PARTYになったら、全く違う顔の作品になるなと思いました。
なので、文章で一度出してみていいやと今回思えたのです。
「つまらないだろうと思ってやらないのが一番つまらない」ってのが昨日の僕の気づきなんで。


て、すげぇ長い文章になっちゃったな。
多分書いた文章はどこかにアップします。

Sunday, September 28, 2008

飛行

飛行少年。

空を飛ぶことになった夢をみた。

Monday, September 22, 2008

味覚






今週末は映画を2本とコンテンポラリーダンスのフェスティバルがやっていたのでヨーロッパ諸国の23カ国の代表するダンスを3日に渡って見てきました。

まず「ROCKNROLLA」というガイリッチーの最新作。
やっぱりオープニングはバリかっこ良かったです。
londonを舞台にしてて、canary warfで映画を見てるのにcanary warfが出て来たりするとムフフとなっちゃいます。
奴らの英語は早過ぎてさっぱり聞き取れませんでしたが汗。
でもガイリッチーの格好良さは溢れ出てました。
いつかちゃんとガイリッチー作品のカット割りとかカメラワーク、シナリオとか勉強したいね。

そして先日少し触れたウォルターサレスの最新作「LINHA DE PASSE」
本当に良かったです。日本の公開がどうなるかとかは知らないですが、是非見ていただきたい。
すごくいい画ばかりで、ブラジルに行きたくなっちゃいますね。
僕のツボどころをしっかり押さえてきますよ。
本当に終わり方が素敵すぎる。もう満足感に溢れるいい映画でした。

そしてダンスの話に入る前に…。

お腹がすいて食べ物を探しにふらふらしてると、小さなテントでナニカやってます。
ちょっと覗いてみると、corpusのpeep showがやってました!!!
コイツらは僕が大学の時にダンスビデオについていろいろ見てた時に出て来たカナダのダンスカンパニーなんです。
内容はそのダンスビデオと同じだったのですが、そのテントやら照明が可愛かったです。
相変わらずスキル高ぇー。そして子供に大人気でした。

そしてコンテンポラリーダンスフェスティバル「DANCEUNION」について。
カナリ面白かったです!!全部味が違って。ちょっとメモも踏まえて、ダンスを通じてヨーロッパの国を書いてみたいと思います。

振り付けの上手さにやられたCZECH REPUBLIC
なんだかフリのミスを連発してるなーと思っていたら、それこそがフリでメッセージが含まれててやられました。最初の立ち方から鳥肌がたったな。そしてエイフェックスツインぽい曲で踊ったり、すごく抽象的な動きなんだけど、しっかり伝わるものがあって、最初から好き!って思った。女性が男性の身体を這いずり回るとこには圧巻。

カエルの卵LITHUANIA
そう。最初カエルの卵みたいな薄半透明な膜に入って登場して来たんだ。それが照明に当たって気持ち悪いんだけどすごくきれいだった。

笑いを知ってるUNITED KINGDUM
「THIS AND THIS AND THIS AND THIS」と言い続けながら踊る男女2人。
なんだか身体からいい人さが滲み出てるんだよね。ほっくりきました。
あんなに身体をうまく使って笑いが取れるのは彼だけだね。

沈黙のIRELAND
3人の女性が全くの沈黙の中、完全に同じフリを15分間踊り続ける。もう迫力を感じました。最後の「Okay.」てセリフは映画の1シーンのような奥深い味わいがあった。

筋肉おばさんLATVIA
HUGをテーマにした可愛いダンスなんだけど、やっぱりそのものすごい筋肉に目が行ってしまうんですよね汗。

行き過ぎたSWEDEN
最初会場に入ったら、既に映像が流れてて、編集とエフェクトでターンを高速でする人がノイズと一緒に流されてた。プロジェクターを手動で会場に向けたり、空を飛んだようにさせてるのですが、多分この手の手法が僕は苦手で、んーあんまり好きじゃないんだな。ダンスもコンテンポラリーを追求しすぎてて、何がアヴァンギャルドで、何がアートで、何が表現なんだ?みたいに穴に入り込んでしまう感じだった。途中の蛍光灯の照明が好き。

こてこてのGERMANY
いわゆるコンテンポラリーみたいなフリつけだった。

狂気のHUNGARY
オレンジのパンツ一丁で、身体にはペインティングされてて、頭の後ろにはメスザルのお面。
かなりはっちゃけててパンツの裾をへそまで上げたりしてました。途中からずっと後ろ向きでまるでメスザルが踊ってるみたいだった!!会場も大分湧いてた。

空飛ぶSLOVENIA
僕は彼が2曲目に使った曲がツボでツボで、もうそれで泣きそうだった。ワイヤーを使って低空飛行しながら踊ってたりしてたんだけど、途中ワイヤーを外して椅子にのって、空を飛ぼうと繰り返すフリの後、飛べた!ってフリが本当に可愛かった。おじさんだけど。

芝居がかったCYPRUS
女の子3人のダンスだったけど、大分芝居っぽかった。なんだか女の子フリにありそうな展開だったけど、自分の身体にコーラをかけたり、髪の毛をむしりすぎてたり、倒れ過ぎてたり、なんだか芝居に入りすぎて、ちょっと怖かった。な。

来なかったPORTUGAL
はい、何故か無かったです、きっと頭が痛かったんでしょう。

ピアノマンLUXEMBOURG
ピアノを使ったダンス。ヤバス。ピアノ弾いてるっぽいの上手過ぎ、音とのカウント合わせぴったりすぎ、そして本当にピアノが彼を操作してるかのようだった。

ため息のROMANIA
なんだか周りからため息の漏れが沢山聞こえて来た。自作の照明で太陽の昇り下りにして、生の砂利を踏む足音に合わせて踊るのだが。おもしろくなかった。

さくっとおっぱい見せちゃうFINLAND
でも、もう彼女がこの3日間の中で一番ダンス上手かったなー。ちょっとjazzっぽいフリってのもあるけど、本当にかっこ良かった。まさしく魅せられた。

超ーーーーーーーーーズル可愛いESTONIA
もうね、ズルいっすよ。彼女の小ささなのか、その服のせいか、彼の背の高さか、坊主の感じか、目が淋しそうな感じか、ブルーのジャケットとパンツにイエローのインナーってとこなのか、よくわからないんですが、「ダージリン急行」の3人並みのズルさ。
ダンスもすげぇちょこまかちょこまか動いて、一つ一つの仕草が妙に可愛くて、何故か笑いを誘うんだよなー。しかも途中からコーネリアスみたいな曲が本当に心地よかったです。
真似したくても真似出来ないズルさだなー。でもこういう味をもっと自分で味わいたいな。

積み重ね上げられたSPAIN
足の上げるタイミングや角度。そんな動き全てを完璧と言える作品だった。もう本当に練習を積み重ねたんだなーと思える。ジャケットとバックを使ったダンスだったけど、使い方が上手いし、自分の身体の一部としてコンテンポラリーを踊ってる感じがした。途中タンゴみたいな足の入れ方とかしてて、また持ってかれたよね。情熱的で男女の関係を描くダンスの中でも本当に上手かったな。

走り続けるFRANCE
若い子10人くらいがどこかのレイブでのロックバンドの音楽に合わせて、走り続ける。それぞれがなにかのスポーツのシチュエーションを持っていて、その動きがダンスになっている。熱く歌う音楽も感情が入るに連れてBPMが上がっていって、彼らの動きも激しくなっていったり、なんだかNIKEのCMを生で見ているようでかっこ良かった。終わった後の彼らは位置は変わってないのに汗びっしょりでした。

傍観させないITALY
テラスにあるカフェにて、突然踊りだす。ただお茶してる人達にコンテンポラリーで絡みにいく。なんだかすごい人の群れになっちゃったんで少ししか見ませんでした。でも踊る前から圧勝だよね。

わかりやすいNETHERLANDS
黄色いソファーを使ったわかりやすい、でもおもしろい作品。ゲイを使うのは若干卑怯かな。まぁわかりやすくありがちで、おもしろいよね。女の子5人の椅子を使ったダンスはなまめかしくって、おもしろかった。表情の使い方、指のフリの付け方おもしろいとこがいくつかあった。

落ち着けGREECE
大好きですこういうの。彼らの中でルールがいくつかあるみたいで、それにそって堂々と着替えたり、お客さんのなかかくれんぼしだしたり、パーティー騒ぎしだしたり、お客さんに耳打ちしたり、いきなり全員倒れだしたり。笑いが止まんなかったです。

いい顔しないPOLAND
ダンサーの表情に焦点をあてて映像化したインスタレーション作品。

重ね重ねAUSTRIA
ダンスとメディアアートを融合させて、インプロビゼーションのダンスを何回も何回もその場で撮影して、その場で編集して、同じ映像に違うダンスを重ねていく。もうどっちかってったらメディアアートだね。

迷子のDENMARK
これだけ見つけられなかったです。




ふー。よー書いた。
なんだか自分もダンスにいろんな自由を与えてやっているんだけど、違う方向でさらに自由にいろんな表現が出来るんだなと感じました。
というかコンテンポラリーは本当に表現の極みにいて、見てて本当におもしろい。で、やる人によって全然違うからいいね。ちゃんとコンテンポラリーダンスのショーを見たのがコンドルズぐらいだけだったから、いろんな人のダンスが見れて良かった!!!いろんな味わいが僕の味覚を研ぎすましてくれるわい!!(渡辺ラオウちっくに)

コーネリアスの音楽ってコンテンポラリーダンスだ!と帰り道久々に聞き直して思いました。
彼のミュージックビデオは佐藤雅彦の発想っぽいなって思う時があって、コンテンポラリーの基本のフリって佐藤雅彦の発想っぽいって思います。て、考えるとコンドルズがからだであそぼに出るってのも、なんだか理にかなってるっていうか、なんだか結びつくなーって考えておりました。

おもっきり遊んだなー。
それではおやすみなさい。

Saturday, September 20, 2008

星空

昨日、気が済むまで歩こうと、帰り道空を見上げながら歩いていたら大きな流れ星を見ました。
そのついでにいろんなことが思い出されて、みんなにありがとうと思ってました。
いいことがあるといいなと切に思う僕でした。


Wednesday, September 17, 2008

季節

なんだかロンドンはすっかり寒くなってしまって、キャラメルドーナツとホットコーヒーが恋しくなる空気を感じました。

Friday, September 12, 2008

女王


今日はMADONNAのライブを見てきました。
はい。あの女王です。
ここで感動と興奮覚めやらぬコメントを綴りたいところですが、
なんだか自分の中で賛否両論あるライブだったので、、、なかなか良かったです。
でも最初の登場はやっぱ半端なかったですね。どエロ。
ていうかダンサーがカッコ良過ぎです!!!
どんなに簡単なフリでもめちゃんこキレのある動きで一発くらわされた気分でした。
というか、もう今日のをビデオにするだけでミュージックビデオになるんじゃないかというくらいしっかり出来てました。一曲目は。
あと途中円柱型のスクリーンを下におろして、光の雨とか炎の雨を映し出して、その中でグランドピアノの上でMADONNAが歌ってたのはマジでかっこ良かった!!てか映像本当にきれいだった!!
そうそう、映像がガイリッチーテイストなのが2本あって、それもよかった!!!!あとは微妙。
はむつんサーブは着物を着させられてて、全然動きが見えなくて残念な感じに。
多分、MADONNAはMADONNAってだけでいいんでしょうね。
音楽好きじゃなくて、MADONNA好きに堪らないライブを作らなきゃって使命が出来ちゃってるんでしょうね。

あれれ、あんまり批評は書かないようにしようと思っていたのに、いろいろ漏れてる。。
でも勉強になりました!!!
あと前から行きたかったWembly studiumに入れて良かった!!でけー!!

Wednesday, September 10, 2008

感覚

なんだか感覚的に掴めた気がする。
何故自分がロンドンに来たのか?とか自分はどう歩きどう話しどう笑うのか?とか。
答えに向かいだせる問題が今なんとなく感じれた気がするのだ。

Monday, September 8, 2008

時間

今日は前回に引き続き、london african music festivalのバンドを見てきました。
アフリカ黒人のトランペット奏者が引き連れたビッグバンドで、african beat×free jazzというスタイル。
なんだかビッグバンドの良さもありつつ、一つ一つのパートを組み合わせたすごく複雑な部分もありつつ、でもみんな半分遊びながら演奏というかっこいいおじさん達。
今日はホールの中で見たんですが、ブルーとホワイトの照明に照らされる金管楽器はもうかっこ良過ぎてよだれが出ますね。
途中で彼がお母さんを紹介したんですが、お母さんが僕の斜め後ろの席にいて、ママ愛してるという言葉に対して「love you too」とぼそっと呟いたのが聞こえて来て、ぐをををををってなっておりました。

しばしば歩いてると「あ、まだメール返してないや。」とか「ロンドン来てまだあの人にメール送れてないな。」とかと、思い出す時が多々。
それでもパソコンを見てないかというと、そうでもなくて24時間のうち2時間程(少なくとも1時間は)パソコンと向き合っているわけですよ。
それでもいろんな情報をかき集めて、こねこね、辞書をさくさく、とかしてるうちに、寝なきゃとか行かなきゃとなってしまう訳です。といういいわけです。
でも自分の時間を2時間パソコンに費やしてるって考えるとなんだか、すごいなとも愚かだなとも思ってみたり。
インターネットによって、いろんな世界の見方が変わることについて考えておるのでした。

Saturday, September 6, 2008

満足

昨日からロンドンでは小さくlondon african music festivalてのがやっていて、昨日はアフリカの黒人saxophonistが率いたビッグバンドの演奏を見てきました。
外は大雨だったのですが、熱気溢れるステージで、忘れ物を取りに来たかのようにステージまで小走りして踊りだすおばさんとか本当に微笑ましかったです。

ロンドンに来て今日で2ヶ月が経ちました。
まぁここまでようやく来れたなという実感です。
new yorkとはまた違うけど、刺激的な街です。
いろんな映画とか音楽とか空間とか、ここでは出逢えるものがあるし、いろんなアイデアを広げてけます。
ただまだぐっとくる人には出会ってません。
こっちが100で投げたら130で返してくれる人を探しているのですが。
大分近い場所にはいる気がするんですがね。
そしてまだまだ自分がそこの位置の人間としては足りてないなと実感してる、近頃です。
今の自分では出逢えても気づけなさそうなので、もっと意識を変えていこうと思います。
そろそろ動き出したいです。徳永雄紀。

Thursday, September 4, 2008

良質

今日はライブを見てきました。
ロンドンに来て見つけた彼。こちらで来週ファーストアルバムをリリースするのですが、今ロンドンの地下鉄のポスターは彼だらけです。
なんだかカナリ力を入れて押し出してるよう。

とてもパワフルなステージで、結構持っていかれました。
そして対バンでmamas gunというバンドが登場したのですが、ユーモラスさ音の外し方魅せ方、いろいろと勉強になる部分の多いステージでした。
自分がステージに立った時の姿をなんだかうっすらとしか浮かべれなかったりしますが、エンターテーナーしかるべき自信を持たねばなどと考えさせてくれるステージでもありました。

いやー本当に良かった!!良質ミュージック。

Sunday, August 31, 2008

贅沢

書きたいことがあったのだが、なんだか少し流れていったみたいです。
贅沢という価値観についてだったのですが。
すごく路頭に迷った気になるときもあるけど、誰よりも贅沢な空気や人の重なり合わせを得ているなと感じることが多々あったのだと思います。

こんな感じで、一生懸命全速疾走出来てるのか?と毎日自分に問いかけつつも、いろんな側面から空気や自分自身について考え、変わって変わってって毎日ですよ。

自分の中に1cmずつ新しい世界観を作るため、外へ出て歩いて、それだけですね。
僕が今出来ることは。

John legend feat.Andre3000のビデオクリップを見ていたらそのパーティーの空気が素敵だったので(基本Andreの存在はズルいです。僕の中で。)、最近はふとJohn legendを聞き直してます。
今日、仕事帰りにJohn legend聴きながら地下鉄で寝てたところ、子供の笑い声が聞こえてました。目を開けてみると僕の前にお母さんとお父さんと3人でいました。お母さんはペンギンの絵本を読んであげてるのに、そっちのけでペンギンのマスコットで攻撃を繰り返す少年。
次はペットボトルで遊んだり、おもちゃに移ったり。

僕にはかすかに少年の笑い声しか聞こえてこなかったけど、とても良質な音楽とその光景は僕にいろんな感覚をくれて、いろんなストーリーが浮かんできました。

Sunday, August 24, 2008

映画

こちらでは9月公開のウォルターサレスの最新作。
ポスターでもう半端ないです。

Saturday, August 23, 2008

長文




出来るだけ書こう。なるべく書こう。
始まりはnemotroubolterの49口径という曲だった。
朝一発目から僕は持っていかれた。
1週間も自分の未来に対してや自分自身に対して信じれなくなったりしてたのですが、
晴れ渡った空が広がりました。

その曲は僕に沢山のアイデアやインスピレーションをさくさく浮かばせてくれて、ロンドン来て、これ以上無い程に気持ちよく自分を興奮させて、歩幅大きく歩かさせてくれた。

その時、予定していたパーティーも、その日の友達との約束もキャンセルすることを決めた。

もっと新しく面白いものが作れる気がしたからだ。

その日、僕は一人でテートブリテンに行って、マーティンクリードによる「Work No.850」という作品を見て来た。
この作品はテートブリテンの中央のでかい廊下85mを30秒ごとに人が全速力で走り抜けていくという作品。
ロンドンで見た作品の中で、間違いなく一番興奮した。
美術館にいる人達もみんな含み笑い。
僕は、走り出すとこを見たり、帰っていくとこを見たり、ゆっくり歩いて後ろから追い抜かされてみたり、すれ違うように歩いてみたり、その筋肉をまじまじと見たり、様々な角度から、その身体から発せられる緊張感や空気、呼吸を感じ、含み笑った。
そして自分が世界的なアート作品になった彼らの心情を、新しい感覚として汲み取った。

その後はこっちで出逢った大阪のグラフィティやってる子と一緒にHIP HOPのダンスのショーがやっていたので、いい昼下がりの空気の中で楽しめた。
中心で踊っていた黒人の2人は本当に魅せ方を知っていて、久々に楽しめる勉強になるダンスを見た。

その後は二人で初めてテムズ河沿いの夜を一緒に歩いた。
僕は夕方にこの道を通るのが大好きだったのだが、夜は夜でもう心を奪われる景色が広がっている。

次の日。

僕は過去形と現在完了形と現在完了進行形の使い分けについて、もう死んでいた。

僕は多分、総合表現施設的なものが好きなんだと思う。
NewYorkでもオフオフブロードウェイの総合劇場みたいなところがドツボだった。
ロンドンではそういった施設を目にかける。
少し前に書いたICAもそうだし、最近はカムデンの方にもいい場所を見つけた。
そしてこのsouthbunk付近は猛烈にヤバいです。
毎回僕はここに行く度に新しい空気に関しての影響を受けます。
そしていろんなジャンルに対して、人に対してオープンで、誰もが表現出来る場所です。

この日はここで昼間は参加型のダンスとあったかいバンドがあり、誰もが好きに遊んで踊る姿には胸打たれるものがありました。
そして新しいパーティーについてのアイデアも浮かんできました。
そして同じ場所で夜は野外クラブになって、DJ、VJそれぞれ(+踊る人達も)最高過ぎでした。
タランティーノの映画や「city of god」やサッカーの映像をサンプリングして計算し尽くされた映像が出来ていてカナリ上がりました。
またこの場所にあるフィルムセンターでは来月ミシェルゴンドリーのインスタレーション作品が展示されるようで、鬼熱いです。

そして真夜中のロンドンを友達と4時間歩いて迷って家路を辿ったのでした。
いろんな話をして、いろんな出逢って来た人達と感謝の気持ちを思い出して、初心に戻った僕だったのでした。

Tuesday, August 19, 2008

引越

こちらに来て1月と半分が過ぎて、先日フラットシェアに引っ越しました。
スーツケースとガタガタ歩き、プラットホームで座ってスーツケースに身を傾け、斜めに世界を眺めるのは、行きの東京滞在のことを思い出させました。
最近はよく感じます。
心はぐらぐらでも、これが幸せと呼ぶんだろうなと。

昨日は知らない人の送別会に出てきました。
おいしいご飯が食べれて、ヤッター!!
途中、一人抜け出し散歩をしておりました。
するとサッカーグラウンドを見つけました。
そこはやっぱりBloc Partyが似合う空気があって、ああこういうの探してた探してたとふらふらしてました。
すると、サッカーボールが柵の外に出てしまって、僕はボールを拾い上げ投げました。
なんだかそんなコミュニケーションが僕には嬉しくて嬉しくて。
いい夜の空気でした。


Monday, August 11, 2008

外人

こんにちは。
先日、うどんをズルズルと食べていたら、イタリア人とポーランド人の女の子に白い目で見られました笑。外人です。
「Paris」というフランス映画を英字幕で見に行きました。「スパニッシュアパートメント」の監督の作品で、非常に「いい映画!」でした。
「Incredible HULK」も見たのですが、ストーリーは掴めたものの全然聞き取りませんでした汗。ノートンはとてもよかったです。というか、ノートンのこの挑戦が個人的に好きです。大切だと思います。自分のあらゆる側面に対峙する姿勢みたいなものが。
最初、ブラジルが舞台なんですが、その景色が信じがたい程に魅力溢れていました。

今日は不調だったという訳では無いのですが、頭の中に自分を蔑むような言葉ばかり出て来てしまって、そんなの全然面白くなくって、困ったので、自分の自信を保つためにダンスパーティーをすると宣言しました。
こちらに来てずっと踊っても無いし、踊る場所も無くて、沢山たまってるんでしょうね。
あと、最近は自分のアップグレードについて考えていたんですよ。
自分の表現のスケールの幅を広げるための。

消極的な発想のように思えてしまって、自分自身あまり進まなかったところなのですが、全体的な意味で柔軟性のある、そしてなにより自分を生かせる方法を導きだせる男になろうと考えだしていたのです。

なのでダンスパーティーでさえ、その一つとなって自分の経験値を伸ばすにはいいかなと考えたのです。

ところがどっこい。
そう言い出し、一人で電車に乗ったとたん、ぐるぐるとアイデアが浮かび上がり、楽しくなってきました。
僕はこういう時、一番最初の段階で半分は出来てしまうんですよ。で、あとは100にするため一個ずつ塗りつぶす作業を繰り返している感じなんだ。
半分出来ちゃったから、楽しくなっちゃったから、後には引けないみたいな。

なので少し小さなパーティーを作ろうと思います。
「マグカップパーティー」

Sunday, August 3, 2008

八月





こんにちわ。もう8月ですね。今日でこちらに来て1ヶ月となりました。
なんだか最近は忙しく、というか英語会話やらなれない対人関係やら、日々エネルギー全開なので毎日疲れ果てすぐに寝てしまうんですよ。

先日、トゥも子から素敵なメールが届いてテンション上がってました。
なかなか見れない彼女のスカッとした青空が広がったメールでした。
まだ返してません。

昨日はイギリスの南側の海に面した街、brightonに行ってきました。
やはり海が好きです。
素敵なお店と素敵なベッドを見つけました。

最近はキスで始まりキスで終わるパーティを考えてます。

それぞれの場所で空を広げて、深呼吸、今日も少し外に出てみよう。