Saturday, December 27, 2008

映画





今更ながらPCDの「I hate this part」をおとして聞いている。
すごく今の僕にはしっくりきているのだ。

昨日、直介が日記にこんな文章を残していた。
「でも微妙な印象が重なったその日は、映画的に見れば、許せるというか結構素晴らしく思えたりとか。」
日々、生きていく中で僕もよくこういった「感じ」を感じている。


今までいろんな映画を見てきた。
見えた部分もあれば、もう見えなくなった部分もある。

でも、痛いものも、愛くるしいものも、音を感じない映画も、どこか僕に訴えかけるシーンが、僕の人生にも少し彩りを加えてくれたり。

そんなことが、映画との出逢いを求め、また映画館に足を運んでしまうんだろう。
僕はただの映画ファンなんだ。

自分の毎日に感じる些細な瞬間が、僕にひらりと、どこかで見た映画で感じた瞬間を蘇らせるような、そんな時、僕は映画の1シーンにいれている気分になって嬉しくなる。

そんな瞬間を探して生きているのかもしれないなと思う時もある。

「映画を見る」ということと「旅をする」ということはどこか似てる気がする。
僕は旅先で見たいのは、観光名所でもなんでもなくて、いつかの映画の1シーンで触れた「感じ」なんだ。
僕が「LOST IN TRANSLATION」が好きな理由は、そんな空気に自分の身近な場所がそうなれていたからなのかなと、最近は考える。

「Y tu mama tambien」をDVDで見終えた感じとか今でも覚えて探しているんだ。

「映画的に見る」ということが、ひとつの事実をひとつの結論へとは繋げず、見る人の心に託すように、答えをそっと潜め、次のシーンへの展開に繋げる。

そう生きていくことが、その日は辛いけど、旅をし続けさせてくれるんじゃないかな。

深夜の乱文失礼しました。最近ふらふら感じ考えていることを文字にしてみました。

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