Wednesday, July 16, 2008

慈愛

こちらは日が暮れるのが夜の10時とかなので、夕食の後一人で散歩に出かけるのが趣味となっております。
暑くもなく寒くもなく、すごく気持ちがいいです。
僕はここでは日本のいい音楽だけを聴いてふらふらふりふりしています。
多分こうしているときが一番。なにより自然でいれると感じてます。
東京にいるときも案外こんな感じだったと思い出し、どこに行っても変わらないし、こうした瞬間を見つけれてることが幸福だと思います。
何故現代人はそうせかせかしてまで癒しを求めるのかと。外を歩けば全然違うのにと感じます。
今日は月を見ました。ロンドンに着てからは初めてです。
理屈ではわかってはいるものの、同じ月で、繋がった空であることに吃驚します。


最近は様々なトラブルもあり自分の表現のことを考える余裕さえなく、自分が生きていることや哲学について考えていました。(それも表現の一部になるのだが。)
僕らはこの時代に生きていて、「目的」「目標」というものをあらゆる方面から求められる。
僕はよくこのことに困惑してしまう。そして何も考えてないんだと見なされる。
そういう社会だと思うと、ご飯が進まなくなる。
きっと僕とどこかに似た感覚が在る気がすると考えていた。
「母親の子供に対する愛情」てやつは近いと感じた。
「なんで?」とか「どこまで?」とかない。
人間の原点ですよね。
必要であることはわかっているけど、「目的」「目標」を求めて、なんでもはっきりわかりやすく、管理しやすくすることを追求しすぎちゃ、こんな時代になっちゃうよと思った。
人と人で、眼と眼でちゃんと繋がり合って信頼関係を作ることが大切だと発展して思った。
こんな唄がある。
「ネオンの全てが消えたら残るのは誰かに託した無条件の愛情なんだわ。愛してるんだわ。」


もう少し書こうかと思ったのですが、今日はここまでにします。それでは。

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